食レポを書くときやごはんの感想を言うとき、すぐに「美味しい!」と言っていませんか?
もちろんそれは悪いことではないですが、果たして「美味しい」といえば伝わるのかというとそうでもないんですよね。
そこでこの記事では、食レポを書くときの4つのポイントをご紹介します。
もしもあなたが、
・食レポ記事ですぐ「美味しい」と言ってしまう
・食レポ記事の表現を豊かにしたい
・自分の口に合わないごはんに遭遇したときの表現知りたい
と考えているようでしたらきっと参考になりますよ。
それではどうぞ!
食レポの書き方ポイント1、すぐに美味しいと言わない
実は、食レポの書き方1つめのポイントは「すぐに美味しいと言わない」ということです。
なぜそう言うのか、理由は2つあります。
理由1、「美味しい」基準は人によって異なるから
「美味しい」は実に便利な言葉です。
だからつい使いたくなりますが、よくよく考えると結構主観的な言葉だと思いませんか。
例えば、フレッシュなフルーツと甘さ控えめの生クリームがたっぷり乗ったパンケーキをレポするとします。
- 書く人は甘さ控えめのものが好きだから「美味しい」とレポする
- でも、読む人がごってり甘いものを好むタイプなら、実際そのパンケーキを食べたとき、「美味しい」ではなく「物足りない」になってしまう
まぁこういうことを想定していたらキリがないのですが、「美味しい」のひとことの振り幅は大きいということを考えると、他の表現をする方がより伝えることができます。
理由2、読者が知りたいのは「美味しいかどうか」ではないから
食レポを読むときや食事するお店の情報を検索しているとき、もちろん美味しいかどうかは大事な判断基準になります。
しかし、本当に知りたいことは「美味しいかどうか」なのでしょうか?
- その店でどんなメニューが人気なのか
- たくさん頼んだ方がいいのか、少しで満足できるボリュームなのか
- そこで食事してどんな気分になれるのか
- リピートしたいと思うのか
など、本当に知りたいのは「美味しい」という結論にたどりつくまでの判断材料でしょう。
以上の2つの理由から、あえてすぐに「美味しい」と言わないことで、より濃い食レポになるのです。
すぐに「美味しい」と言いたいときのプラス表現は
「美味しい」という言葉をすぐに使わないようにと言いましたが、それでもすぐに使いたいときってありますよね。
そういうときは、自分の好みを述べたうえで「美味しい」と言うようにしています。
例えば、チョコレートケーキの食レポを書くとします。
私は、あっさりよりも濃ゆ~いチョコレートのケーキが好き。
↓
ある日どんぴしゃなチョコレートケーキに出会った。
↓
そのことをレポに書くとき、すぐにでも美味しいと書きたい
↓
でも「美味しい」のひとことだとわかりにくい。
↓
濃いめのチョコレートを好む私にこのチョコレートケーキはとっても美味しい! と、自分の好みを前置きしたうえで「美味しい」と言う
というような感じです。
そうすることで、読み手が「自分好みの味なのか」がおおよそ判断できます。
どう「美味しい」のか書くようにすると、あなたの食レポもぐっとレベルアップしますよ。
食レポの書き方ポイント2、比較を意識して表現する
食レポの書き方2番目のポイントは、比較を意識することです。
比較を意識しながら食べるのはなかなか難しいかもしれませんが、比較を入れることで食レポ記事から主観性がほどよく抜けて説得力が増します。
比較の種類も色々ある
ひとくちに比較と言っても、様々な切り口があります。
- 私は○○を注文したけど、まわりには△△を注文している人が多かった【他の人との比較】
- (複数の品物を頼んだなら)○○よりも△△の方が印象に残る味【店内での比較】
- ここ○○か月自分が食べたもので一番ヒットした味【期間内での比較】
などという感じです。
他にも、【値段に対して中身を評価=コストパフォーマンス】も立派な比較の1つですし【自分の好みとの比較】もアリかと思います。
比較=色んなものを注文しなきゃいけない、わけではありません。
100%伝わるとまではいかなくとも、比較対象があることでより具体的な表現ができ、結果としてしっかりとした食レポが書けるでしょう。
食レポの書き方ポイント3、最後に何がおすすめなのか・リピートしたいかを書く
3番目のポイントは、最後にしっかり結論を述べることです。
先にも述べましたが、食レポを読む人が知りたいことは、
- 人気メニュー
- ボリューム(コスパもここに入りますね)
- 得られる気分
- リピートしたいか
など、「美味しいかどうか」にたどり着くまでの判断材料です。
記事の中でその判断要素を散りばめていても、最後にその要素をまとめることで食レポ全体が引き締まります。
「書き手はその店に対し結局何を思ったのか」を読み手が得られる食レポ記事は信頼感が増しますよ。
結論の述べ方も何通りかある
結論の述べ方もまた、何通りかあります。
- 最後にまとめて文章にする
- ランキングにする
- 項目をいくつか作って、★評価をつける
などですね。
個人的な評価を出していいのかということよりも、書き手がどう感じたのかをわかりやすく伝えることが大切です。
食レポの書き方ポイント4、どんな人が好きそうな味・食感なのかを書く
これは自分の好みを付け加えて「美味しい」と言うことに似ているのですが、感想を述べる際に、
- どんな人に合う味なのかを書く
ことで食レポ記事に具体性が加わります。
例えば、私はパリでマカロンを食べ比べたのですが、その際にジャンポールエヴァンのマカロンを推しています。
なぜならマカロン生地がとってもサクッとしていて、カリッ!サクッ!が好きな私の好みにどんぴしゃだったからです。
なので、サックリ好きなら断然ジャンポールエヴァン!とその記事で述べています。
逆に、ピエールエルメに関しては「華やかな香りを楽しみたい人に向いている」と表現し、遠回しに「1位じゃないけどよかったよ!」ということを伝えています。
「こんな人に合いそう」と想像することで、様々な表現が出てくるようになります。
以上の4つが、食レポがもっと伝わるポイントです。
「美味しい」以外にも表現はたくさんありますね!
では最後に、食レポあるあるのネタに触れましょう。
それは、自分好みじゃない味に出会った時の対処法です。
食レポに困ったときのポイント:自分の口に合わないときの表現のしかた
私が時々使っている表現をご紹介します。
ほめられているような気もするけど・・・というぼかした表現をするのがポイントです。
味が濃いとき・薄いとき
- しっかりした味ですね、インパクトのある味ですね
- さっぱりしていますね、素材の味が引き立っていますね
ストレートに濃い・薄いと言ってしまうよりもスマートになります。
こってりしていると思ったとき
- しっかり味わいたいときにちょうどよいですね
- がっつりいきたいときにいいですね
やんわりと、「私には強い味」と言います。
「デザートにアイス食べたくなるね!」とSOSを求める表現をすることもあります(笑)
香りが強いとき
- 口の中に香りが広がりますね~
- 余韻を感じますね~
決して香りが強いとは言いません。
ただ、これらの表現は本気の褒め言葉で使うこともあります。
食感が固すぎるとき
- しっかりした食感ですね
- 噛み応えがある
食感が固いことを違う言葉で言いたいときに役に立ちます。
正直、自分には合わない味のとき
- 本格的な味ですね!
- 私には食べたことない味だわ!
これは、褒めているわけではないのに褒め言葉のように聞こえる不思議ワードです(笑)
意外と色んな表現があるんですよ~。
まとめ
いかがでしたか。
今日は、もっと伝わる!食レポの書き方4つのポイント・表現は沢山ある!についてお伝えしました。
実はこれらの表現は料理教室で働いた経験から身に付けた表現です。
私が実際に使っていた表現でもあるので、よかったら参考にしてみてくださいね。
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