ワードプレスの無料プラグイン・welcart(ウェルカート)でネットショップを作ることに興味があるけど、実際のところ使い心地はどうなのか?気になりますよね。
私もwelcartのメリットやデメリットは気になっていたので、実際に使ってみました!
ということでこの記事ではワードプレスの無料プラグイン、Welcart(ウェルカート)を使ってネットショップを作りたい方に向け、実際使ってみて思うメリット&デメリットと、決めた経緯をお伝えします。
もしあなたが「welcart使ってみたいな」と思っているのなら、参考になれば嬉しいです。
ちなみにざっくり結論を言うと、HTMLやCSSをよくわかっていない私でも作れました。
それではどうぞ。
まず最初に・・・welcartのデメリットって?
まずは1番気になるであろうwelcartのデメリットをお伝えします。
実際使ってみた私が思う、welcartのデメリットは3つ。
- 最初の設定がちょっと(というかだいぶ)手間がかかる
- テーマや他のプラグインと相性悪いことが多い
- ワードプレスにある程度使い慣れていないと心折れる
です。
逆に言うと、ここをクリアできれば、超自由度の高いネットショップができます。
各デメリットを詳しく説明しますね。
1、最初の設定がちょっと(というかだいぶ)手間がかかる
welcartの最大のデメリットはこれ。
最初の設定がだいぶめんどくさいということです。
- 配送関連の設定
- 商品登録
- 支払い方法の設定
- クレジットカード払いに対応する場合はpaypalとの連携設定
- メール返信設定
- トップページ設定
など・・・、自由度の高いネットショップを作るには、それなりの設定作業が必要になるということですね。
ここを踏ん張ればあとは放っておけますが、正直、最初の設定はすぐにホイホイやって終わる量ではないです。
しかも厄介なのが、配送関連の設定を何よりも先にやらないといけない、ということ。
なので設定に際し、
- 送料
- 商品到着までの日数
- 配送の種類(常温かクール便なのかとか、ヤマト運輸なのか佐川急便なのかなど)
をあらかじめ決めておく必要があります。
2、テーマや他のプラグインと相性悪いことが多い
ワードプレスでサイト作るために、様々なテーマ(テンプレート)やプラグインがありますが、welcartはそれらのと相性がイマイチ、ということが多いです。
私はwelcartに対応した公式テーマを使っているのでそんなに不便は感じませんが、SSL化のためのプラグインを入れたらサイトが出なくなったとか、他のテーマのサイトにwelcart入れたら商品画像が出てこないとかを経験しました。
ちなみに、welcart対応の公式テーマはド・シンプルなので、カスタマイズなどの楽しさはあまりないです。
ここはHTMLやCSSの知識が必要になってきます。
3、ワードプレスにある程度使い慣れていないと心折れる
ということで、ある程度ワードプレスに使い慣れていないと、welcartでネットショップ作成は正直キツイです。笑
私自身が特に苦労したのは、paypalとの連携でした。
クレジットカードの支払いボタンが作れたらカッコイイのにと思いながら作業していましたよ。。
テーマに関しては、設定やカスタマイズが簡単にできるテーマがいっぱいあるのに、welcartをスムーズに使うにはド・シンプルな公式テーマという葛藤が起きます。
welcartのデメリットを聞いてできるか心配になった・・・ならば、BASEがおすすめ!
ここまでのwelcartのデメリットを見て、やめよ・・・と思った方は、BASEがおすすめ!
私も実際にチョコレート以外の案件でBASEの開設手続きしたことがあるのですが、BASEはウェルカートの10000倍簡単でした!笑
使い方はワードプレスより簡単なのに、ワードプレスに近い機能が備わっています。
BASEの機能の中には有料のものがあったり、有料のデザインのほうが売れるという説もありますが、初期設定でとまどわずにスムーズにネットショップを使いたいならwelcartより断然BASEがいいです。実際使ってみての正直な感想です。(ごめんwelcart!)
\簡単にネットショップを開設したいぜ!というあなたは/
じゃぁwelcartのメリットは?
ではwelcartのメリットは何かというと、私が思ったものは4つあります。
- とにかく自由度が高い(カスタマイズが自由)
- 無料で使える(サーバー料は別として)
- どこかに依存していないので、会社のサービス変更や終了に惑わされない
- 販売手数料が発生しない(ただしPaypalの手数料等は発生します)
welcartの強みはこだわりを持てるということ!
無料+自由+依存なしのwelcartの一番の強みはこだわりを持てるということ!
無料で使えるのは他のネットショップも一緒ですが、自由度が高いというメリットはwelcartがずば抜けています。
つまり「こだわり自由な自分のネットショップを作れる」というわけです。
ブログ記事とあわせて展開することも可能ですし、いつだって路線変更もできます(私は今はレッスン予約サイトとして使っています)。
ネットショップのサイトの色を変えたければ変えればいいし、デザインだってHTMLとCSSがわかるようになれば自由自在です。
そこまでの自由は、ネットショップのサービスでは得られないと思うので、とにかくこだわりたい!自由にやりたい!という方はwelcartが合っているでしょう。
販売手数料がないのは大きい!?
welcartのメリットとして次に大きいのが、販売手数料がないということでしょうか。
paypalを導入した場合はいくらか手数料引かれますが、売れたことに対する販売手数料はありません。
販売手数料10%って、単価によっては結構大きいですよね。
ワードプレスに使い慣れていくことを前提とすれば、ゆくゆく【販売手数料>welcart初期設定の壁】となるでしょう。
ドメインも自由に設定できる
ドメイン、つまりネットショップのアドレスもwelcartなら自由です。
ネットショップにはサブドメインを使うのがオススメ。
サブドメインとは何か、私のサイトを例に解説する、
- 当ブログのドメインは【kyonchoco-wine.com】
- これに派生するかたちで、サブドメインを作れる(サブドメインは無料)
- 無料で【○○.kyonchoco-wine.com】というアドレスを取得できる
サブドメインのメリットとしては、
- サイトは別々だけどドメインは同じだから関連性を持たせることができる
- shopという文字をドメインに入れることができる
- ネットショップ用に新たにドメインを取得しなくて良い
ということが挙げられます。
つまり、ブログと関連性を持たせつつも、サイトとは別々に運用ができるんです。
welcart自体はサイト内でブログと同時展開することができますが、商品の紹介とブログ記事が混ざって表示されるので、使い心地からいうと別々にしたほうがいいかなっという感じです。
ちなみにBASEでも無料で自分のページのアドレスをサブドメインにすることができますが、その場合サーバーとの契約が必要になるので、実際は費用がかかることになります。
ウェルカートでネットショップを完成させるまでの手順【ダイジェスト】
デメリットでお伝えした「最初の設定がちょっと(というかだいぶ)手間」という点について、一体どのくらいやらなきゃいけないのか、箇条書きにしてみました。
思い出す限りではこんな感じです。
- ネットショップ用のドメインを取得(私の場合、サブドメインを取得)
- Welcart blanc(ウェルカート ブラン)というワードプレステーマを手に入れ、有効化する(welcart対応の公式テーマ)
- 無料プラグインWelcartをインストールして有効化する
- 基本設定をする
- 配送設定をする(これを商品登録の前にやらないとあとで少し面倒になります)
- 商品のカテゴリーを登録する
- 商品登録をする(1つの商品につき写真を複数枚掲載できます)
- Paypal(クレジットカード)で支払えるようにアカウント取得やウェルカート内で連携設定する
- 決済ページや自動返信メールなどの設定をする
でした!
ウェルカートはどのワードプレステーマにも入れることができますが、きれいに表示されるかどうかはそのテーマによるので、最初は公式かつ無料かつスマホ対応のwelcart blanc(ウェルカート ブラン)で様子を見るのがいいかもしれません。
ちなみに、有料テーマDIVER(ダイバー)はwelcartを入れてもそこまで支障はありませんでした。(チョコレート以外の案件で確認済み)
うまく商品画像が表示されないという問題が発生しましたが、プラグインで解決しましたよ。
welcartのメリット・デメリットまとめ
いかがでしたか。
今日は、「ワードプレスの無料プラグインWelcartを使うことにした!デメリットある?」という内容でお伝えしました。
やはりイチから築いていくものなので、送料や支払いの設定、商品説明の編集など項目が細かいということは避けられません。
さらにカスタマイズしようとするともっと細々としてきます。
しかしその壁を超えた先には、オリジナリティあふれるネットショップができることは間違いありません。
最初は難しく感じても、画面に見慣れてくれば操作はそんなに複雑ではありません。
オリジナリティのあるネットショップを作りたいと考えている方はwelcartを使ってのネットショップ作りに挑戦してみてくださいね!
\デメリットを見て心が折れた場合はBASEがおすすめ/
おまけ:ワードプレス以外の選択肢は?
welcart以外でネットショップを作る選択肢はこれまでにBASEを紹介しましたが、他にどんな選択肢があるかおまけでご紹介します。
1.minne(ミンネ)
ハンドメイドのものを販売する手段として有名なネットショップminne。
同じ系列で、カラーミーショップもあります。
ミンネはハンドメイド中心で、カラーミーショップはwelcartで作ったネットショップやBASEに近いです。
ミンネは食べ物の販売もOKになったことで販売ジャンルの幅が広がりました。
メリットは、
- 気軽にネットショップが開設できる
- 集客の基盤ができている
- 決済手段をこちらで持たなくて良い
などですね。
デメリットとしては、
- 売れたときにに手数料が発生する
- オリジナリティは出しにくい
といったところでしょうか。
活気のある商店街の一角で販売する、みたいなイメージですね。
2.楽天市場に出店する
スケール大きいですが、これもひとつの方法ではあります。
興味を持つようになって初めて知ったのですが、希望すれば楽天市場への出店はできます。
メリット・デメリットはすぐに思いつくものだと以下が挙げられます。
メリット
- 誰もが知っている基盤である
- 説明会やセミナーへの参加などフォローアップを利用できる
- ちょっとすごい感がある(笑)
デメリット
- ある程度出店資金が必要
- 成功と失敗の差が出やすい(しっかり準備する必要がある)
- 商品のラインナップが少ないと寂しい
イメージだと、いきなり都市の高層ビルの1部屋に出店するってところでしょうか。大変だけど華やかな感じですね。
営業のメールが来るようにはなりますが(断れば来なくなる)、ひとつの選択肢として楽天市場出店の資料請求すると、ネット販売の仕組みなど勉強になることもありますよ~。
3.SSL付きお申し込みフォーム作成サイトを利用する
3つ目はネットショップとは少し異なりますが、手段のひとつとして選択肢にあったもの。
セキュアフォームを使って、申し込みフォームだけを作るパターンです。
SNSでの販売が中心ならアリかな?といったところです。
無料版・有料版には、広告があるかないかとフォームの作成可能数に違いがあります。
メリットは、
- シンプルだけどSSL機能はちゃんとついている(個人情報をもらうのでSSLはモノを販売するのに欠かせませんネ)
- 必要項目を選んでページを作ることができる
デメリットは、
- あくまでお申し込み用ページの機能である(ネットショップではない)
- 無料版だと広告が入る
かと思います。
近いものとして、Googleフォームも入るでしょう。
イメージとしては、イベントでテントを張って行う受付、みたいな感じですかね。
最初はネットショップを作るよりもこういったお申し込みフォームの機能を利用しようと思っていましたが、ゆくゆく自分が作り上げたいものを考えると、ネットショップを作って育てた方がいいという判断に至った次第です。
ということで、自分が何を重視するかで手段を選ぶといいでしょう。
お読み頂きありがとうございました^^
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