このページでは、ヴァローナから発売されている「ブロンドチョコレート」とは何か?について解説しています。
第4のチョコと言われているのですが、どんな特徴があるのでしょうか?
また、ルビーチョコレートとの違いについても触れていますので参考にしてくださいね。
ヴァローナブロンドチョコレート(ドゥルセ/ヴァローナ社)とは?
ブロンドチョコレートとは、フランスのチョコレートメーカー「ヴァローナ」が販売している製菓用チョコレートで、商品名は「ドゥルセ」です。
(※以前はブロンドチョコレートの商品が2種ありましたが、現在はドゥルセのみ)
「第4のチョコレート」と言われているのは、既存のビターチョコレート・ミルクチョコレート・ホワイトチョコレートとは違う作り方をしているから。
ホワイトチョコレートを製造過程で炉に入れっぱなしにしてしまい焦がしてブロンズ色に変色させた失敗から生まれた商品とのことですよ。(その焦げたものを味見したらキャラメルのように美味しかったとか!)
8年かけて商品開発されたブロンドチョコレートは、ヴァローナからしか出ていません。
味
ブロンドチョコレート「ドゥルセ」は、塩キャラメルビスケットを思わせる味で、特に後味が(良い意味で)ビスケット食べてるのか?と錯覚するほど風味がはっきりしています。
ほんのり塩気とビスケット風味の個性的なチョコレート。
酸味は感じません。
カカオマス(チョコレートの風味を決める原材料)が使われていないので、チョコレートの味はしないですね。
なお、キャラメル風味の製菓用チョコレートはヴァローナからも他社からも発売されていますが、ブロンドチョコレートはそれとは別のカテゴリーです。(キャラメル風味のチョコレートはミルクチョコレートのカテゴリー)
カカオ分
ドゥルセのカカオ分は35%。
お菓子作り・パン作りなどに幅広く使えます。
でも、ボンボンショコラのトランペ(上掛け)に使うには流動性が低いので、おすすめではないです。
ブロンドチョコレート(ヴァローナ)の原材料
ドゥルセの原材料は多い順に
- ココアバター
- 砂糖
- 全粉乳
- 脱脂粉乳
- 乳清
- バター
- 乳化剤(大豆由来)
- バニラ香料
となっています。
カカオ30%台のチョコレートはお砂糖が一番多く使われていることがほとんどですが、ドゥルセはココアバターの方が多いので、甘ったるい感じがありません。
ブロンドチョコレートのテンパリング温度
ブロンドチョコレートをテンパリングして使う場合、以下の温度が目安となっています。
- 溶かすとき(融解温度):45~48℃
- 温度を下げるとき(結晶温度):26~27℃
- 作業温度:28~29℃
ブロンドチョコレートは市販されている?
ブロンドチョコレートは市販されているのか?というと、あまり一般市場には出回っていません。
というのもヴァローナ社自体が、そこまで個人向けに商品展開をしていないからです。
ということでブロンドチョコレートそのものがスーパーやコンビニに置いてあることはほぼないですが、小分けもしくは1kg単位が製菓材料店で売られています。
▼使いやすい量だと富澤商店でしょうか。
ブロンドチョコレートとルビーチョコレートの違いは?
以前、ルビーチョコレートが話題になったバレンタインがあり、そのときも「第4のチョコレート」と聞いたことがあるかもしれません。
第4のチョコレートが2つある(笑)のではなく、
- ブロンドチョコレート=ヴァローナ社の製品
- ルビーチョコレート=バリーカレボー社の製品
であり、それぞれの会社が第4のチョコレート!と言っていたと思われます。
- ルビーチョコレートはミルクチョコレートの分類である
- ルビーチョコレートはルビーカカオという品種のカカオ豆を使っている
- そもそも作っている会社が違う
というのがおもな違いです。
まとめ
このページでは、ヴァローナから発売されているブロンドチョコレートについて解説しました。
まとめると、
- ビターチョコ・ミルクチョコ・ホワイトチョコではない新しいカテゴリーのチョコ
- 味は塩キャラメル&ビスケット風味で、酸味はない
- ルビーチョコとは製造している会社が違う
といった内容です。
参考にして頂けたら嬉しいです。
ヴァローナのチョコレートラインナップ解説はこちら
ヴァローナ社から発売されている製菓用チョコレートのラインナップや違いはこちらで解説しています。
お時間あったらご覧ください。
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