チョコレートの本って、他のお菓子に比べるとそもそも種類が少ないですが、それでもどれがいいかパッと見ではわからないですよね。
そこでこの記事では、「チョコレートに詳しくなれる本」としてレシピ本・知識が書かれた書籍を紹介します。
実際に私が読んだ中から、
- チョコレート作業の基本を知りたい
- 有名ショコラティエのレシピ本が見たい
- 色々なレシピを知りたい
- レシピというよりチョコ全般の知識を知りたい
- 理論的なことを勉強したい
といった目的別でご紹介しますよ。
チョコレートの本を探している方は続きを読んでぜひ参考にしてください。
チョコレートのレシピ本5選!基本作業を知りたいときは
まずは、チョコレートを作るうえで作業の基本を知りたい、という場合におすすめなのがこちら。
ル・コルドン・ブルーから出ている「チョコレートにとって基本的なこと」です。
チョコレート作業に関する内容が網羅されていて、ガナッシュの作り方やコーティングの方法はもちろん、
- アーモンドプラリネなど各種プラリネの配合
- パートドフリュイの作り方
- 色素や色粉の調合方法
- 各種レシピ
などが写真付き手順とともに載っています。
【こんな人におすすめ】
- テンパリングも含め、チョコレート作業の基本をおさえたい
- 四角く仕上げるカードルタイプから型取りまで様々なボンボンショコラに挑戦したい
実際にこの本に載っているアーモンドプラリネの作り方、ライムキャラメルのレシピ、色付きココアバターの扱いについてなど、いろいろ参考にしています。
Amazon・楽天・Paypayいずれのネットショッピングでも取り扱いがありますので簡単に手に入る参考書としておすすめです。
有名ショコラティエのチョコレシピ本が読みたいときのおすすめは
有名ショコラティエがレシピ本を出していたり、もしくは複数のショコラティエのレシピが集まった本はいくつかあります。
その中で私がよく読んだのは、小山進さん(エス・コヤマ)の「ショコラ・ジャポネ」。
ガナッシュ作りの基本から応用まで幅広く載っています。
エス・コヤマさんはかなりいい材料を使っている&業務用の分量表示ゆえ、そのままマネするのは難しいですが、チョコレートと様々な材料の合わせ方について書いてあるので、考え方が参考になります。
【エスコヤマ著 「ショコラ・ジャポネ」はこんな人におすすめ】
- ちょっとマニアックな内容の1冊目を探している
- チョコレートと他の材料の合わせ方を知りたい
色々なチョコレシピを知りたいときのおすすめ本は
ボンボンショコラに限らず、チョコレートの色々なレシピを知りたい!と思ったら、「美しいチョコレート菓子の教科書」がおすすめ。
ボンボンショコラのガナッシュをはじめ、チョコレート菓子のレシピが100種ほど載っています。
作り方がすごく詳しく書いてあるわけではないので初心者向けではないのですが、必要な道具一覧が載っていたり、写真が大きくて見やすいのは嬉しい点です。
比較的新しい書籍でもあります。(2020年刊)
なおこちらはヴァローナ社のチョコレートを使う想定をしたレシピ集です。
チョコ全般の知識を知りたいときにおすすめの本は
レシピを見たい、というよりもチョコレート全般の知識を付けたい場合は、蕪木祐介さんが出している「チョコレートの手引き」を読んでみてはいかがでしょう。
カカオからチョコレートになるまでの過程や、カカオ生産国の国別特徴が書いており、Bean To Barを楽しみたい方にはぴったりですね。
私もこちらを読んで、国別カカオの特徴などを勉強しました。
【蕪木祐介著「チョコレートの手引き」はこんな人におすすめ】
- レシピというよりもチョコレートそのものの基礎知識を学びたい方
- 国別カカオの特徴を知って、板チョコを楽しみたい方
製菓理論を勉強したいときにおすすめの本
チョコレートに限らず、お菓子作りに関する理論、つまり「製菓理論」を勉強できる1冊がこちら、お菓子「こつ」の科学です。
材料別(牛乳・バター・チョコレート・砂糖・小麦など)にお菓子作りのなぜ?を理論的に解説してくれ、お菓子作りのなぜに答えてくれる辞書的な1冊です。
チョコレートそのものに関する内容はそこまで多くないですが、ガナッシュを作るときの乳化の原理やテンパリングの理論などは載っていますし、チョコ以外の材料についても勉強ができます。
分子図が書かれているところはちんぷんかんぷんですが(笑)、読めば読むほど理解が深まってきておもしろいですよ。
まとめ
いかがでしたか。
この記事では、おすすめのチョコレートレシピ本や専門書を5冊ご紹介しました。
読んでいるだけでうっとりするものから、実用的な1冊まで様々あるので、目的にあった本を選んでくださいね。
参考にして頂けたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました!
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