
こんにちは、東京・神奈川のチョコレート教室・きょうこ です。
チョコレートの保存場所として「涼しいところ」とよく聞きますが、湿気大国の日本で年中その条件を保てる場所ってなかなかないですよね。
はたして冷蔵庫に入れるのが正しいのでしょうか?それとも何が何でも常温に置いておくべきなのでしょうか?
ということでこの記事では、チョコレートの保存方法について冷蔵庫にすべきか常温なのか、気を付ける2つのポイントとともに解説します。
これを読むと、チョコレートは冷蔵庫に入れるべきか・常温に保存するのかが季節や場所に合わせて選べるようになりますよ。
それではさっそくどうぞ!
チョコレートの保存は冷蔵庫?常温?判断点は20℃!
チョコレートを冷蔵庫に入れるか、常温保存するか・・・季節によっては迷うかもしれません。
そんなときの判断ですが、気温が20℃切ったら常温保存でOKと考えます。
これはつまり、常に冷蔵保存じゃなくてもいいということです。
チョコレートは温度変化に弱い
なぜ常に冷蔵庫じゃなくていいかというと、冷蔵庫の温度の低さによってチョコレートの表面に結露ができてしまうから。
結露が発生すると、その水分とチョコレートの中の糖分が結びついて「ブルーム」という白い斑点やうず模様ができてしまいます。
「ブルーム」ができても食べることはできますが、舌触りや食感が悪くなる原因に・・・。
気温が20℃切っていればチョコレートが溶けることはほぼありませんから、冷蔵庫に入れるよりも保存状態がよくなるというわけです。
ということで、常に冷蔵庫・常に常温というよりは、気温で判断して保存場所を分けてください。
チョコレートの保存で気をつける2つのポイントとは?
チョコレートを保存する際に気を付けなくてはいけないのは、臭いと湿気の2つ。
温度も大事ですが、臭い・湿気に気遣えば自然と保存温度も適切になります。
臭いと湿気についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
チョコレートは密閉保存しよう!
チョコレートは他の臭いが移りやすい食べ物です。
チョコレートは香りを楽しむのも特徴のひとつですから、他の食べ物の臭いが移ってしまうと美味しさが半減してしまいます。
なので、冷蔵庫で保存するときも常温で保存するときも、他の臭いが移らないように、
・ジップつきのビニール袋に入れる
・タッパーに入れる
・ラップでぐるぐる巻きにしてからビニール袋に入れる
などの方法で密閉保存してください。
あとはリンツのチョコレートセミナーで聞いたのですが、お弁当などを入れる保冷バッグに入れてから保管場所に置くという方法もいいそうです。
いずれにせよ、チョコレート保存時にはできるだけ他のものとは遮断してあげることが大事です。
とくに冷蔵庫は他の臭いが移りやすいので注意です!
チョコレートを湿気から守ろう
チョコレートは湿気に弱い食べ物です。
高温多湿のところにチョコレートを保存しておくとこれもまた「ブルーム」ができる原因となり、食べたときの舌触りが悪くなってしまいます。
高温多湿の日本ではなかなか難しいですが、できるだけ湿度の低そうなところを探しましょう。
ちなみに野菜室での保管はアリなの?
たま~にですが、野菜室にチョコレートを保存するという説も聞きます。
冷蔵庫ほど温度が低くないので保存にちょうどよさそうに感じますが、野菜から湿気が多少出るため、実はあまりおすすめできません。
つまり野菜室は温度は低くても湿度は低いわけではないのです。
チョコレートは湿気に弱いですから、野菜をたっぷりしまっているところにチョコレートの保存は避けてくださいね。
以上、臭いと湿気ができるだけ少ないところ、またはできる限りそれらを遮断できそうなものに入れて保存してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今日はチョコレートの保存は冷蔵庫にするべきか、常温でいいのかについて解説しました。
保存方法によって美味しく食べられるかどうかが大きく変わってくる敏感な食べ物、チョコレート。
復習すると、チョコレートの保存は常に冷蔵庫である必要はありません。
自分の地域の気候にあった保存方法でチョコレートを美味しく食べてくださいね!
参考にして頂けたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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